• 洋酒審査員

    020 石原 裕三 2022-12-09

    サントリー(株)/マスター・オブ・ウイスキー/ソムリエ

    セミナーで商品を紹介する時にTWSC受賞していることをアピールしています

    マスター・オブ・ウイスキーの石原裕三さんは、サントリー株式会社にて酒類営業に携わると同時に、社内セミナーの開催やラジオ出演などを行っている。社内では5年連続で、ウイスキーコニサー・エキスパート試験対策セミナーを開催。毎年15名程度の合格者を出し、ウイスキーの裾野を広げるべく日々尽力している。
    ――― 2022年一次審査の感想をお聞かせください。

    毎回種類別に分けていただいているので、審査しやすいです。リモートにも慣れましたが、やはりリアルでの審査会は他の人の感想が聞けていいと思います。

    ――― TWSCの審査員に選ばれて意識するようになったことや、審査の際に心掛けた点があれば教えてください。

    バーで飲む時も、無意識に点数をつけるようになりました。そして実際の審査の際に気をつけたことはファーストインパクトだけで点数つけないようにしたことです。飲み物としてみた時に、飲み疲れしそうなものは点数を下げたりしました。

    ――― 受賞ボトル、または審査を担当したボトルで印象に残ったボトルがあれば教えてください。

    「ロッホローモンド インチマリン12年」のコスパの高さ、「嘉之助ファーストエディション」の3年ものと思えないコクと力強さ、「山崎18年」のこれ以上ない美味しさ。こうしたことが印象に残りました。
    TWSCオンラインセミナーも受講しましたが、なるほどと納得するものばかりでした。このコンペの審査員のレベルは間違いないと、保証付きだと感じました。
    私もセミナーなどで商品を紹介する時には、TWSCで受賞していることをアピールしています。

    ――― ジャパニーズウイスキー、スピリッツが盛り上がりを見せていますが、今の状況について感じることがあれば教えてください。

    たくさんのクラフト蒸留所が操業し、ウイスキーの幅が広がるのは業界全体に良いことだと思います。
    一方で、輸入原酒に日本の地名ラベルを貼って売るのは食品偽装問題に発展し、業界への不信感を誘発するリスクがあります。
    消費者庁あるいは外国メディアから指摘されトップニュースになる前に、対策を期待しています。

    文=TWSC事務局

    石原 裕三

    PROFILE

    1968年香川県生まれ。サントリー株式会社にて酒類営業を担当。ソムリエ、コムラード・オブ・チーズ、唎酒師などの資格を持つ。MW資格取得後、多くの社内セミナーを開催し、毎年15名ほどのWE合格者を出している。

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