• 定義
  • TWSCにおける
    ジャパニーズウイスキーの定義

    ■ジャパニーズウイスキー 
    ■ジャパニーズニューメイクスピリッツ 
    ■ワールドブレンデッドウイスキー

ジャパニーズウイスキーの定義

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)では2021年2月16日に日本洋酒酒造組合から発表された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」に準じた製品を「ジャパニーズウイスキー」として審査します。また、同基準のうち熟成年数3年未満で商品化されたものを「ジャパニーズニューメイクスピリッツ※1」として、新たなカテゴリーを設けました。なお、日本で瓶詰めされていても2カ国以上の原酒をブレンドした製品については「ワールドブレンデッドウイスキー※2」として審査されます。それぞれの定義については以下のとおりです。

※1…熟成年数を3年未満とし、一般的に「ニューボーン」「ニューポット」「ニューメイク」と呼ばれるものです。
※2…2カ国以上の原酒をブレンドしているものです。

①ジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーは、2021年2月16日に日本洋酒酒造組合から発表された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」に準じるものとします。具体的な条件については、以下を参照してください。

  1. 原材料…原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。なお、麦芽は必ず使用しなければならない。
  2. 製造…糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと。なお、蒸留の際の留出時のアルコール分は 95 度未満とする。
  3. 貯蔵…内容量700リットル以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日から起算して 3 年以上日本国内において貯蔵すること。
  4. 瓶詰…日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は40度以上であること。
  5. その他…色調の微調整のためのカラメルの使用を認める。

(第5条より抜粋)http://www.yoshu.or.jp/statistics_legal/legal/pdf/independence_06.pdf
②ジャパニーズニューメイクスピリッツ(熟成3年未満)

ジャパニーズニューメイクスピリッツは熟成3年未満のウイスキーのことで、その他の条件は上記の「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」と同じです。モルトウイスキーでもグレーンウイスキーでも構いませんし、ご要望があれば、ブレンデッドも受け付けます。

③ワールドブレンデッドウイスキー(2カ国以上の原酒をブレンド)

ワールドブレンデッドウイスキーは2カ国以上の原酒をブレンドした商品です。外国産のウイスキーを輸入し、日本でジャパニーズウイスキーとブレンド(混合)し、瓶詰めした製品も本カテゴリーに含まれます。
外国産ウイスキーについては「穀物を原料とした蒸留酒で、木製容器で熟成」というウイスキーの3大要件を満たしていることが条件で、穀物以外のモラセス(廃糖蜜)などを使った醸造用アルコールの混和は認めないものとしています。