• 洋酒・焼酎審査員

    019 倉島 英昭 2022-12-06

    WHISKY SHOP LIQUORS HASEGAWA 本店店長/マスター・オブ・ウイスキー/『ウイスキーガロア』テイスター/Blinded by fear ディレクター

    スコッチの中~長熟のボトルの出品が更に増えれば、より面白くなるのでは

    日本で4人目となるマスター・オブ・ウイスキーである倉島さんは、東京駅八重洲地下街「リカーズハセガワ本店」の店長を務め、セミナー開催、本の監修、ウイスキーサークルの主宰など多方面で活躍中だ。ウイスキー専門誌『ウイスキーガロア』のテイスターも務めている。TWSCには2019年の初回から審査員として参加している。
    ――― 2022年一次審査の感想をお聞かせください。

    コロナ禍における感染拡大防止対策として浸透してしまったリモート審査ですが、実際やってみると良い部分も多く、今後も一次審査に関してはリモートで良いと感じています。担当させていただいたフライトは、日頃親しんでいるベーシック、かつ興味深いもので、ブラインドなのでもちろん銘柄まではわかりませんが、ジャッジさせていただけることを誇りに思い、良い機会をいただけたことに感謝しています。

    ――― TWSCの審査員に選ばれて意識するようになったことや、実際の審査の際に心掛けた点があれば教えてください。

    以前よりもウイスキーだけでなく、様々なスピリッツにも目を向けるようになりました。また、ジャッジとして成熟し、日々進化していくために、テイスティングをする時にはTWSCの審査のことも意識するようになりました。
    審査を行う際には、今までの評価とブレることがないように意識しています。また、良いフィードバックができるよう努めています。

    ――― 2022年受賞結果についての感想・意見をお聞かせください。

    『ウイスキーガロア』の座談会でもお話させていただきましたが、今回カバランの連覇をスコッチが抑えた事実は、僅差ではありましたが、今後のTWSCを占う意味でもとても大きなことだったと個人的には感じています。
    またベスト・オブ・ザ・ベストを決定する2次審査で、他の堂々たる輝かしい銘柄に劣ることのなかった、ニューカマーのボトルが印象に残っています。2022年は、テーレンペリやライターズティアーズ、嘉之助などでしょうか。

    ――― TWSC2023に向けて期待・注目していることがあれば教えてください。

    第1回から審査員として参加させていただいている身としては、年々出品数が増えていることをとても嬉しく思いますが、オフィシャルボトラーズを問わず、スコッチの中~長熟のボトルの出品が更に増えてくれると、より面白くなると確信しています。今回の「76.146」の受賞で何か空気が変われば幸いです。

    ――― ジャパニーズウイスキー、スピリッツが盛り上がりを見せていますが、今の状況について感じることがあれば教えてください。

    酒屋のスタッフとして日頃店頭に立っていて思うことは、ウイスキーやジンなどを求める若いユーザーが増えているのを感じています (もちろんその他のスピリッツもそうですが)。接客していると、何か元気なものを感じます(笑)。願わくば、そんな熱意ある若者が欲しいと思っているボトルを、適正価格で、苦労なく売り場で手に取れる市場になってくれることを切に願っています。

    ウイスキーやスピリッツに関連して、ありがたくご縁を頂戴し、カルチャースクールの講師をやらせていただいたり、本の監修などの仕事もいただいたりしています。そして、2012年に始めた自分のウイスキーサークルが、今年活動10年を迎えました。ウイスキーを囲んで皆が笑い合ったり真剣に語り合ったり、人生の中でそんな大切な時間をこれからも作っていきたいと思っています。

    文=TWSC事務局

    倉島 英昭

    PROFILE

    1972年東京都生まれ。東京駅八重洲地下街にある「リカーズハセガワ本店」店長。2012年自身のウイスキークラブである「BLINDED BY FEAR」を立ち上げた。ウイスキーガロアのテイスターも務める。

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