• 洋酒審査員

    023 山﨑 秀幸 2023-01-16

    BAR YAMAZAKIオーナーバーテンダー/ウイスキーエキスパート

    ショートエイジの審査ができたら面白いのでは

    山﨑さんは、今年35年目を迎える佐賀県佐賀市にある隠れ家的バー「BAR YAMAZAKI」のオーナーバーテンダー。同じく佐賀県にある楠乃花蒸溜所の「スティルダム・ジン」の開発にも携わっている。TWSCには2019年第1回の審査から参加している。
    ――― 2022年一次審査の感想をお聞かせください。

    リモート審査になり、集中してブラインド審査ができるのは利点だと感じています。一方で、リラックスしすぎてしまう審査より、審査時間内、同じテーブルについて、複数人で審査を行う形は緊張感を高めるので、意識や自信を高めたものになる利点があるとも思っています。

    ――― 審査の際に心掛けた点があれば教えてください。

    ウイスキーとジンを担当しました。期限内の提出にあわせて、ウイスキーだけの審査とジンだけの審査を、日にちを分けて2回ずつ審査しました。

    ――― 2022年受賞結果についての感想・意見をお聞かせください。

    やはりウイスキーは熟成年が長いか、ショートエイジでもハッキリとしたテイストが感じられるものが点数をつけやすいし、印象に残るので良い点数になるのでしょう。ボトルでは「ブレンデッドモルト2001年 18年 バット#85 ウイスキートーク福岡2021限定ボトル」が印象に残っています。
    また、店では過去のTWSCの金賞受賞のものを積極的に提供しています。

    ――― ジャパニーズウイスキー、スピリッツが盛り上がりを見せていますが、今の状況について感じることがあれば教えてください。

    ジャパニーズウイスキーが、輸入スコッチウイスキー等よりも高価すぎるので、最近は敬遠するお客様が増えてきているようです。
    店では、ジャパニーズウイスキーについて、操業年順にリストとマップを作成し、お客様にもご覧いただきながら説明をしています。クラフトジンについては、地元のクラフトジンをメインに紹介しながら他県のものとの違いなどを説明しています。

    ――― TWSC2023に向けて注目していることがあれば教えてください。

    新規参入のジャパニーズウイスキーも3年が経過し、ウイスキーが発売されてきているので、ショートエイジのカテゴリーでの審査が出来たら面白いのではと思っています。

    文=TWSC事務局

    山﨑 秀幸

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    BAR YAMAZAKIオーナーバーテンダー/ウイスキーエキスパート

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