022 高田 俊彦 2023-01-12
BAR THINK沖縄・宮古島店オーナーバーテンダー/NBA沖縄本部宮古島地区長
長く続けることで成果を出し、信頼されるコンペティションになってこそ本物
何回かウォッカのフライトがありましたが、フレーバーもないようなウォッカだとコメントが難しかったですね。また、リモートだと気軽でいいのですが、同じ物を自宅で飲むのとバーで飲むのとでは味が違うと感じるように、雰囲気や場所も重要なのかなと思います。カバランが最初の頃と比べると数段美味しくなったと思いますが、そこまでの高得点はどうかなぁ?とも感じています。
なるべく時間をかけて、香りや味の変化を感じられるようにしています。番号の最後の方が良い点数をつける場合が多いので、何回かに分けて審査しています。
有名どころが少ないのが残念です。だから「結果が全て」とも言い難いのが現状です。これは長く続けることで成果が出てくるものなので、信頼されるコンペティションになってこそ本物だと思っています。
「バランタイン30年」の審査を担当しましたが、あまりにも分かりやすく、点数が高かったです。美味しいに決まっとる!
最高金賞のお酒を置くようにして、それについての話をするようになりました。お客様にもテイスティングをしていただき、意見を聞いています。
私の住まいが高温多湿の土地なので、同じ環境での審査でないと感じ方が違うのでは…と思います。最初の頃のように同じ会場で行ってほしいです。また、出品ボトルがまだ少ないので、大手企業にもご協力して頂きたいものです。またいろいろなメディアを使って、この活動を広めてほしいものです。
泡盛が主流だった土地で、最近は若者はウイスキーを飲む方が増えました。そしてウイスキーを勉強したいという方も多いので、時代の変化を感じています。店ではいろいろなジャンルの第一人者にセミナーをお願いして開催しています。コロナ禍でしばらくできませんでしたが、今年から再開したいと思っています。
文=TWSC事務局
PROFILE
BAR THINK沖縄・宮古島店オーナーバーテンダー/NBA沖縄本部宮古島地区長