• TWSCの日々
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    来年3月の第2回TWSCにむけて、すでにウイスキーやスピリッツ、そして焼酎のエントリーが始まっていますが、日々リアルなTWSC事務局からの最新情報、ちょっとした裏話、そして皆様の声を、このコーナーでお知らせします。題して『TWSCの日々』。スタッフの本音にお付き合いください。

──TWSC実行委員 原田 邦博 氏


プロフィール
 1951年東京生まれ。42年間のマスコミ勤務を卒業して自由人に。ウイスキーの魅力に取りつかれ約30年。いわゆる「特級ウイスキー探し」にも参戦し全国の酒店を巡る。購入数はモルト、ブレンデッド合わせて500本まではカウントしたが、以降は未集計。これと並行して各地の著名なバーを訪れ47都道府県を制覇、日本列島の北から南まで馴染みの店がある。旧スコ文研発足当初からの会員で、今回はいわば「一般代表」として実行委員会に加わる。日常の愛飲酒は某ゲーリックウイスキー。その消費量は20年で700本を超えた。



 「バー愛好家」、このよくわからない呼称が現在の私の肩書です。いわゆるリタイア組で、TWSCの実行委員会にはウイ文研の会員代表のような立場で加わっています。

 現役時代、日本全国を飛び回っていたことから、各地にバーの知り合いが多数できました。実行委員として最初にした仕事は、TWSC審査員候補のリストアップです。全国のバーテンダーの中から、主にウイスキーに精通している人を優先的に推薦しました。
 これに加えてウイ文研の有資格者や酒類業界の代表など、お酒のエキスパートがTWSCに大集合し、彼らは期待されたとおり見事に大役を務めました。
 次回は焼酎部門も設けられ、審査員もさらに増強されて3日間のブラインドテイスティングに挑みます。

 焼酎は日本を代表するスピリッツです。原材料も米、麦、芋、黒糖などさまざまで、南九州の芋焼酎、奄美の黒糖焼酎、沖縄の泡盛など、地域性や個性も豊かです。
 2020年には日本でオリンピックが開かれることもあり、ウイスキーやジンなどの洋酒と並行して、「和酒」の1つである焼酎を、世界も視野に入れた新たな価値観で評価することは意義深いと思われます。

 気になるのが「アルコール度数」です。一般的な焼酎は25度から30度で、しかも通常はお湯や水で2倍程度に薄めて飲むという習慣が広く普及しています。  ですから「味わう」というよりは「酔う」ために飲まれているという傾向があるようです。
 TWSCの採点では「味覚」を重視します。ウイスキーもそうですが、原則的にはまずストレート(ニート)で味わいます。
 審査員によってはそのあと数滴加水したり、トワイスアップにしたりして判断しているようですが、基本的にはそのままの味が審査の対象となっていると考えられます。

 昨今の焼酎業界ではジンやウオッカなどの洋酒を意識してか、40度前後の商品も市場に多く出回るようになりました。
 瓶やラベルもこれまでの和風のものから、バーの棚にそのまま置けるような、お洒落な色や形のものも増えています。TWSCでは洋酒と焼酎を混在させて審査することはありませんが、仮に同じ土俵に上げた場合、日本代表がワールドカップのラグビーのような活躍を見せてくれるかもしれません。

 カテゴリー分けなど、詳細な審査方法はまだ決定していませんが、焼酎どうしのガチンコ対決も実現すればおもしろいでしょう。
 前回はモルトウイスキーで国境を越えたベストオブベストを決定しましたが、焼酎部門のベストオブベスト選出もTWSCならではの発想と言えるのではないでしょうか。