2021-07-12
スコッチ【0123夜】ダイアナ妃の銅像とロイヤル・マリッジ
先日ロンドンのケンジントン宮殿で、故ダイアナさんの銅像の除幕式が開かれたというニュースが流れたが、王室メンバーで立ち会ったのは2人の息子であるウィリアム王子と、ヘンリー王子の2人だけだったという。メーガン妃騒動で王室のメンバーを外れたヘンリー王子が、兄のウィリアムと顔を合わせるのは久しぶりとの報告もあったが、ヘンリーがその場にいたのは、わずか10分だったという。2人の間では会話もなさそうだったが、この銅像はダイアナ妃の生誕60年を記念したものだった。ダイアナさんが、チャールズ皇太子と結婚したのは1981年、20歳の時。2人の息子にも恵まれたが、やがてチャールズとは離婚。1997年9月に、わずか36歳という短い生涯を閉じている。
チャールズ皇太子とダイアナさんの結婚は世紀の結婚といわれ、大きな話題になったが、その時スコッチのいくつかの蒸留所がスペシャルリリースしたのが、「ロイヤル・マリッジ」だった。そのうちの1つ、マッカランのロイヤル・マリッジのボトルは持っているが、これはチャールズ皇太子の生まれ年である1948年と、ダイアナさんの生まれ年、1961年に蒸留された原酒をヴァッティングして、マリッジ(後熟)させたものだった。
ラベルにはザ・マッカランの下に“ロイヤル・マリッジ・モルトウイスキー”と書かれ、1948と1961の2つの樽が並ぶように描かれている。その下に「Long Life And Happiness」と書かれている。まさかその後離婚し、ダイアナさんが不慮の事故で命を落とすなんて、誰も考えていなかっただろう。このボトルは43度でボトリングされていて、当時いくらで売り出されたか、今は忘れてしまったが、中身はなくなっても、空のボトルはそのまま捨てずに棚に置いている。マッカランは、そういえばウィリアム王子とケイト妃が結婚した際も、2人の生まれ年の原酒をブレンドした、第2弾のロイヤル・マリッジもリリースしている。残念ながら、そのボトルは持っていないが…。
チャールズ皇太子と故・ダイアナ妃の結婚を祝して、マッカラン蒸留所がリリースしたロイヤル・マリッジのボトル。 一覧ページに戻る